褒めて育てる、は、だめ
「褒めて育てる」というやり方がある。
俺の苦手とするところでもある。
が、最近、分かった。
「褒めて育てる」のは、やっぱりだめだ。
使い物にならない人間に、なる。
褒めなきゃ育たない人間は、褒めるというエネルギーを注入し続けないといけない。賛美の言葉を上げ続けないといけない。
そうすると、どうなるか?
指導しているほうはエネルギーをあげ続けなきゃいけないし、そしてその人間のほうは、褒めてもらえる場所に行きたがるようになる。「偉い地位」に着きたがるようになる。また、更なる成長のための努力、を、自分だけで実行できなくなる。
それは、チームを腐らせるし、成長の天井も設定してしまうことになる。
だから、だめ。
「褒めて育てる」は、自分が苦手なこともあるけれど、基本的にはこれからもしないつもりでいこうと思う。