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なんで今更こんなん話題になるの?

読んでいてふと気になった記事。

 NIKKEI NET
 ■関西医大病院、待ち時間短縮などサービス向上策相次ぐ
 http://health.nikkei.co.jp/news/top/topCh.cfm?id=20050724e001y90522

違和感を、感じました。

・待ち時間短縮
・待ち時間分析
・接遇マナー講座
・サービス向上
・電光掲示板設置

…当たり前のことを、やっと開始しただけなのでは?

 ■平成14年受療行動調査の概要
 http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jyuryo/02/kekka3.html

参考にあげてみました。これ、今までの医療機関のサービス意識への低さを代表している数字だと感じます。つまり、今まで、予約しても予約しなくても、患者は長時間待たされていたような状況があった(体調悪いから病院に来ているはずなのに…)。待っている患者の心境を考える余力がなかったから(文化がなかった?)、このような結果が出てきたのでしょう。
一生懸命ぎりぎりまでごちゃごちゃやって遅刻するのは僕自身ももつ悪い癖ですが(滝汗)、「社会人となったら通用しない」…と言われるようなことが、医療界全体で行なわれていたということなのか?
遅めに約束して、早めに診療が始まってしまった、というだけで、患者満足度は跳ね上がるのになあ。
当たり前のことを当たり前にしたら、努力と言われるのって、へんな気がします。
それだけ努力が報われやすい世界に、今の医療界はなっている、という意味でもあるのでしょうけれど。

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